先週から今週にかけての講演会

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11/12(金)浦添市立浦添中学校で3年生向けに11/17(水)沖縄県立宜野湾高等学校1、2年生向けにまぁ~ちゃんこと城間が講演会を行わさせていただきました。

幼少期、城間は両親が共働きで祖父母に預けられることが多かった為、自然とうちな~ぐちが身につき、家庭ではうちな~ぐちのみで会話をしていた為、小学校に入学をすると同級生達と標準語である日本語で会話ができず、上手くコミュニュケーションがとれない日々でした。

また、それに加えて、自身の性別を男性でもない女性でもない性だと自認しており、男”らしさ”や女”らしさ”に縛られずわたしはわたしとして過ごしてきました。

学生時代は言語的マイノリティ(少数者)それに加えて自身の性別を男でもない女でもない性だと自認するセクシャルマイノリティ(性的少数者)であるが故に周りに受け入れてもらえずいじめられていました。

その経験から似たような境遇の後輩にはそんな辛い思いはさせたくないと”違いを認め合える、尊重し合える社会になってほしい”と訴え、講演活動を10年続けてきています。

今回、沖縄県立宜野湾高等学校では教育現場と地域社会を繋ぐ学びのプロダクション株式会社rokuyou様(https://www.roku-you.co)からのお声がけで宜野湾高等学校と株式会社rokuyou様が年間を通して取り組む地域フィールドワーク:校外活動の中でお話をさせていただきました。

今後、全国的に教育現場ではこのような取り組みが行われていくそうです。株式会社rokuyou様は沖縄を拠点に教育現場の中まで入り、深く関わりながら共に一人ひとりの生まれ持った可能性を磨き続ける学びの仕掛けづくりを生み出しています。

この地域フィールドワークの取り組みは生徒自ら興味関心のある社会問題に対して、年間を通し、社会問題への問いや仮設、アクションプランをリアルな社会や地域と繋がり、検証することを通して、自身の学びの新たなスタイルを確立し、自身が探究したいことの深化に繋げるという目的のもとに行われています。

宜野湾高等学校ではさまざまな社会問題のプロジェクトがある中、LGBTQの社会問題に対して1、2学年合わせて37人の生徒さん達が取り組んでおり、図書館での調べものや話し合いだけに留まらず、行政や関係施設を訪問したり、当事者を招いて話を聞いたりとジャーナリスト並みの取り組みに驚かされました。

講演が終わり、ある生徒さんの感想で「先生達や年配の大人達にわかってもらえるよう教えるにはどうすればいいのか今後も考えていきたい」という感想が出ました。

今は私たち大人が講演をし、生徒さん達に教える立場にいますが、今後は多様性の感覚がベースにある生徒さんが増え、生徒さん達から学ばされる事が増えていくんだろうなと感じさせられ、

時代は確実に変わり始めている。多様性社会の芽が少しづつ出始めている。そう感じずにはいられない講演会でした。

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