新しい福祉教育プログラムと教材の開発にご協力

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遅ればせながらご報告いたします。

今年6月に琉球大学人文社会学部の先生が発起人となり、社会福祉協議会、福祉や教育の専門家で議論し、個性や多様性に関しての新しい福祉教育プログラムや教材を開発したいという事でその実行委員の参加にお声がけ頂き、ご協力させて頂く運びとなりました。

10月にはプログラムが形となり、実際の現場にて実施、検証がなされました。

その際の 琉球大学 人文社会学部の波名城先生より↓

「社会が個性や多様性を重視する昨今、多くの現場で働きやすい•暮らしやすい仕組みの改善がなされてきています。

一方、個性や多様性に関しての理解や学びは個々人の感覚に委ねられており、一人一人の共通理解や学びを育む場が必要だと感じております。

今回、我々は上記の場を各学校現場で実施されている福祉教育の時間を活用して取り組むことができないか、社会福祉協議会の皆さま、福祉、教育の専門家を交えて議論し、新しい福祉教育プログラムと教材を開発いたしました。

主となるヒューマンライブラリーは「人の図書館」といわれ多文化理解等世界各地で取り組まれているプログラムで、今回、全国に先駆けて学校教育の場で取り組みます。

議論の中で出た「他者理解や他己肯定だけではなく、子ども達自らが自分を守るための自己肯定についても向き合っていく」こともプログラム制作の軸としており、福祉教育という枠に収まらず、学校と地域福祉で子どもを守る一歩としていければと願っています。」

10月から始まった実施、検証の第1校目はうるま市のあげな小学校で行ないました。

今回は翻訳者(説明)1人、話者2人で実施。
始めに翻訳者により、ヒューマンライブラリーとは何か?という説明を行い。
次に話者の紹介、注意事項の説明。
の後にそれぞれのクラスに分かれてテーマをお話させて頂きました。

発達障害を持つ当事者の方によるテーマ「発達障害について」と私によるテーマ「LGBTQについて」が今回テーマとして出揃い

私は絵本を用いてお話をしたのですが、1回目のクラスでは(クラスを交換し、同日に2回目も行った)15分という短い時間の中でお話をするので、時間配分や内容のわかりやすさ等、考慮する必要があり、正直上手くお話をすることができませでしたが、2回目は改善を試みてお話をしたところ、生徒さん達から「わかりやすい!」と感想を頂く事ができました。

今後、この新しい教育プログラムをきっかけとして、多様な人々の存在を知り、尊重できる人材として育ってほしいと願いこのプログラムを広めていきたいと思います。

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